シニア犬と向き合う~必ずくるその時も、安心して迎えられるように~
こんにちは!
トリミングサロンくるむの村田です^^
久しぶりのブログ更新。
タイトルがいきなり重めで申し訳ありません><
今月の頭に、中島かおるさんの”老犬と向き合う”というセミナーへ参加して参りました。
一般の飼い主さん向けではありましたが、プロ向けでないからこそ感じる部分も沢山あり、blogへ残しておきたいと思います。
特に、トリミング(グルーミング)のプロとして引き際を判断する。という話が印象的でした。
◇このブログでは、下記内容をまとめています
①くるむでお受けできるシニア・持病ありの子のトリミング
②いつか愛犬がシニアとなる前に、準備しておくと安心なこと
では、少し内容が重い部分もありますので、
今は考えるのはちょっと・・・という方は、また次の機会にお読みいただければと思います^^
※こちらでは、老犬をシニアと表記してまとめさせていただきます。
※あくまでトリミングサロンCURUMUとして、今現在の考えを記載させていただきます。
まずは、前置きとして、これまでの私のトリミング歴について触れたいと思います。
CURUMUを始める前は、2つの動物病院のグループ会社にてお世話になっておりました。
ひとつは、動物看護士兼、トリマー兼、動物理学療法士として
トリミングを中心に、入院の子のケアや、リハビリの子のケアへ入らせていただいていました。
ふたつめでは、入社当初は規模が小さかったこともありトリミングしながら、看護業へ入らせていただきながら
徐々に店舗が増えていく内に、トリミングやマネージメントのお仕事へ変わっていきました。
その間も店舗の責任者として、より危険が伴うトリミングの場合は、他にも看護師経験のあるトリマーさん達と一緒に
施術入っておりました。
ラッキーな事に、どちらも共通して、看護業も勉強、実践しながらトリミングをすることができる環境でしたので
健康な子たちはもちろん、23歳のシニア犬や、四肢麻痺でリハビリ中の子、発作持ちで鎮静剤を打ちながらトリミングをする
という、どちらかというと多岐にわたりトリミングを経験させていただいてきました。
闘病生活を見守った子のエンジェルケアへ、大泣きしながら入ったことも・・・
(先輩にはプロなら泣くな、と教わりましたが・・・こればかりはー!!!でも、最後は笑顔は必ず!)
病院付属であることや、院長先生の考えのもと、出来る限り全ての犬・猫を受けいれるという環境でしたので
色々なサロンを巡りめぐって、『こちらが最後の砦なんです』とお話しを聞いたことも少なくはない方かと思います。
そうして、経験してきたからこそ、
シニアや持病のある子のケア、そして健康な子たちのトリミングでも
危険と隣り合わせということは、深く深く考えるところです。
①くるむでお受けできるシニア・持病ありの子のトリミング
だからこそ、
CURUMUでは、設備上対応が難しいと判断した場合
トリミングをお断りさせていただく事がございます。
え!!だからこそ、出来るんじゃないの?という話にもなりそうですが、
本当は、すべて対応させていただきたいです。
お断りされて、行き場がないという飼い主さんたちを見てきたからこそ、心苦しい判断でもあります。
きっと沢山のトリマーさん達もその想いの方も多く居て、”ゆりかごから墓場まで”という考えの方も多くいらっしゃると思います。
そしてこれは、あくまでもCURUMUとしての考えで、
他のサロンやトリマーさん、その他ペット業界へ関わる方の考えも、設備や技術、環境、対応方法など
人の数、わんちゃん達によっても変わるかと思います。
実際に経験し、たくさんのことを学ばせていただいているからこそ
もしもの時は、必ず来る。
心臓病の子が肺に水がたまり、呼吸が難しくなってしまう等
それは、トリミングが原因かもしれませんし、来るときに隣のわんちゃんへ吠えて興奮した事が原因かもしれません。
その時に、迅速に適切な対応ができるかどうか・・・
シャンプーカットして、可愛くすることはもちろんですが
前提として、その子における健康を維持しながら、
飼い主さんやご家族様と一緒にいる時間をできるだけ大切にしていただきたいという考えがあるので、
可能な限り対応をさせていただきながら、
(例えば、全身一気にケアするのではなく、部分部分でケアを進めてみたり、飼い主様にお待ちいただきながら等)
1分1秒の対応の遅れが、その大切な時間を奪ってしまうと判断する場合
動物病院でのトリミングをご案内させていただきます。
ですが、私も愛犬がいる1飼い主でもるので
慣れたサロン、慣れたトリマーで、と思うことも、とても共感するところです。
かかりつけの動物病院へ出張トリミングさせていただける制度とか、あればいいなーと思う今日この頃だったりします。
できるだけ、対応できる範囲とスキルは磨き続けたいと思うので、
CURUMUへ来ていただいている飼い主様へご迷惑をおかけてしてしまうこともありますが
外部サロンや、動物病院でのお仕事も可能な限り続けていこうと思っております。
②いつか愛犬がシニアとなる前に、準備しておくと安心なこと
かかりつけの動物病院でトリミングはやっているか?
お近くの動物病院でトリミングをやっている所をチェックしておく
そして、可能ならば年に1回シャンプーブローだけでも、利用歴をつくっておくこと、をお勧めします。
こんな事を載せると、お客様が離れていってしまいそうですが、
いざとい時に何も出来ないは、悲しすぎるので
安心材料は、是非増やしておきましょう!
トリマー目線でも、いきなり重度の状態の子を初めてトリミングさせていただくより
健康な状態を過去一回でも知っている子をトリミングするのは大きな差があります(と、私は思っています)
異常を見つけるには、正常な状態(もしくは、いつもの様子)と比べること
いくらプロでも初めてが重度の状態ですと、危険予測の判断が鈍ることもあるかと思います。
わんちゃんと安心で快適なペットライフを過ごすためにも
くるむからのお願いでした。
とてもデリケートな問題ですので、
色々なご意見があると思います。
私も引き続き、たくさんの事を学びながら
皆さんのペットライフをサポートしていけるよう成長して参ります。
そんな、今日は重めのブログとなりましたが、
少しでも皆様のプラスになることがあれば幸いです。
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
安心材料を増やしたあとは、存分に!ペットライフを楽しみましょう~(*^_^*)☆
それでは、くるむへ来るむ?
東京都 足立区 六町
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